公開日: |更新日:
家を建てて移り住むときに、気になるのは子育てのこと。子育てがしやすいことを街選びの条件にしている方も多いと思います。では、福山市の子育て環境はどうでしょうか?調査した結果をまとめてみました。
福山市は、広島県内で2番目に人口が多い街です。そのため様々な施設が充実しており、住みやすい街です。
商業施設が充実していて、買い物には困らないのがポイント。特にスーパーは数が多く、食品類を安く買うことができます。食べ盛りの子どもがいても、食費をうまくやりくりできそうです。
また、福山市は観光客が多く訪れる街でもあります。福山ファミリーパークやみろくの里など、家族で遊びに行けるスポットがあちこちにあるので、週末のレジャーには困りません。
では、実際に福山に住んでいる方はどのように感じているでしょうか?口コミの声を集めてみました。
福山市では、小中一貫教育に力を入れています。2015年度から小中一貫教育を全面的に実施し、小学校から中学校に進学するときの「中一ギャップ」の解消を目指しています。これによって、確かな学力、そして変化の多い社会に対応する生きる力を身につけることを目標に掲げています。
また、毎週もしくは隔週土曜日に、公民館などで小中学生向けの学習指導の提供をしているので、学校の授業についていけない子どもたちのフォローも万全です。
福山市は、令和2年10月1日時点で10人というデータがあります。廿日市市38 人、広島市33人に比べると少ない数値です。保育園が十分に整備されているので、保育園が見つからなくて復職できない…という心配はそれほどないと言って良いでしょう。
保育園と同様に、幼稚園も十分な数があるという口コミもありました。小さなお子さまがいる家庭でも安心です。
参照元:令和2年10月時点の保育所等の待機児童数について (https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/417680.pdf)
福山市内には、家族で出かけるのにぴったりな公園がたくさんあります。
スウェーデン製の冒険遊具や植樹園、ゴーカート、プールなど、お楽しみがたくさんある福山メモリアルパーク、緑の中で元気いっぱいに遊ぶことができる福山ファミリーパーク、5,500本のバラが咲くというばら公園、大型複合遊具でダイナミックに遊べる富谷ドームランドなど、大型の公園がたくさん。子ども連れでたくさん出かけても、飽きることはなさそうです。
「妊娠から子育てまでの切れ目のない支援」。ネウボラとは、福祉先進国で知られるフィンランドの出産・育児支援施設のことです。
このネウボラから名前をとって、福山市ではすべての妊産婦、子育て期の家族にワンストップで切れ目のないサポートを提供すること(そしてそれにより育児不安や虐待を予防すること)を目的とし子育て支援拠点を開設しています。
妊娠・出産のこと、からだやこころのこと、子育てやしつけ、教育・保育施設など妊娠期から子育て期のわからないことや困りごとを看護師や保健師,助産師などの看護職や保育士の資格を持ったネウボラ相談員に気軽に相談できる場を設けています。
福山市では不妊治療・不育症の治療をしている夫婦に対し、治療にかかる費用の一部を助成する支援をしています。また妊婦健康診査、妊婦歯科検診の助成があります。
ネウボラでは妊娠中から悩みや不安なことなどを相談でき、また妊娠中から受けられるパパママ講座なども開催しています。
出産後、家族等から十分な家事および育児等の支援が受けられない人、産後の心身に不調がある人等は産後ケア事業としてケアサービスやヘルパー派遣を受けられます。 出産・育児に対し、困りごとや不安なことがあれば、ネウボラに相談してみましょう。受けられるサービスがあれば詳しく教えてくれたり、アドバイスなどで助けてもらえるでしょう。
子育て応援センターでは、保護者の疾病や仕事等で保育が困難な際に平日の一時預かり、休日保育、短期入所生活援助事業(ショートステイ)、2歳以上の子どもの夜間養護などの支援をおこなっています。
また、子育てを応援してほしい人と、子育てを応援したい人が互いに会員となって地域で子育てを助け合うファミリー・サポート・センターも開設しています。
子育てについて、わからないことは個別でネウボラに相談できるほか、「0歳子育て連続講座」、「親の力をまなびあう学習プログラム」、「離乳食講習会」や「食物アレルギー疾患相談」などさまざまな講習や相談会も多く実施しています。
予防接種は定期予防接種(予防接種法に定められている予防接種)が無料で受けられるほか、子どものインフルエンザ予防接種費用の一部を補助。子どもの健診は一般的に受けられる乳児一般健康診査(6~7か月、10~11か月の2回)のほかに、8・9か月の赤ちゃん健康相談を実施しています。
保育所等(保育所、認定こども園、各種保育事業)の数は150、保育所等定員数は13,766、対して、保育所等利用児童数が12,230、待機児童率は0.04%となっています。(2020年4月)
待機児童率を広島県全体で見た場合の0.06%に比べ少なくなっており、保育所には比較的入りやすいといえるでしょう。
参照元:厚生労働省プレスリリース(https://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000678692.pdf)
福山市の子どもに関する経済的支援には、遺族基礎年金、児童扶養手当、母子家庭就職活動等支援補助金、障がい児福祉手当、特別児童扶養手当、ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業、交通遺児激励援助事業、医療費の助成、就学援助、障がい児を育てている場合の各種減免・割引などがあります。助成が受けられそうなものがあれば、確認、相談してみましょう。