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理想的な採光を得るためには、家のことだけでなく土地のことも考えなくてはいけません。すなわち、家を建てる土地でもっとも日当たりがいい場所と悪い場所を知っておく必要があるのです。リビングなどの人が集まる場所は日当たりのいい方角に配置し、トイレや浴室などの水回りは採光が確保しにくい場所に配置するのが一般的です。
ただし、日当たりの良し悪しと方角や場所の関係性は土地によって異なるため注意しましょう。グーグルマップのストリートビューや、日当たりを調べられるアプリを使用し、事前に1年を通しての土地の日当たりを確認できれば安心です。
通風をよくするためには、建物の開口部である窓が必要です。そのため、ひと部屋につき2カ所以上は窓を設置するのがいいでしょう。しかし、ただ窓の数を増やせばいいわけではありません。風は窓と窓の間を通るのですから、通風をよくするために窓同志は直線で結べる位置に配置しましょう。
また、窓の高さも重要です。冷たい空気は低い位置の窓から入り込み、暖かい空気は高い位置の窓から出ていきます。そのため、熱気を逃がしたいなら窓は高い位置に配置するといった工夫が必要となります。
なお、窓の配置の際には外から部屋の中が見られないよう、プライバシーの確保にも注意しましょう。
理想的な間取りは、生活導線から生まれます。家族一人ひとりの日常の動きから生活導線を導き出し、誰がどの部屋をどのくらいの時間使うかを事前に調べてみてください。炊事や家事といったルーチンワークは生活導線をイメージしやすいので、そこからやってみるといいでしょう。
家具や家電は、必ず寸法を測り、邪魔にならないサイズのものを用意しましょう。間取りを決めるのと同時に、部屋に入れる家具や家電のサイズも決めておけば後々困ることもありません。
快適な住まいを作るためには、建物だけではなくその周辺にも気を配る必要があります。
特に重要なのが駐車場スペースと水栓です。家を建てる時点では車を持っていなくても、将来的に車を購入するという場合には、最初から駐車場スペースを確保しておいた方が無難といえます。
また、すでに車を持っている場合でも、将来より大きな車に買い替えることを考えて、最初から十分なスペースを確保しておくといいでしょう。
水栓は配管が必要なので、水回りの設備や使用目的などを考慮し、間取りを決める段階で決めておくのをおすすめします。
上記のような間取りの失敗は、マイホームでの生活に影を落とす原因にもなります。
注文住宅を建てる場合、自分で事前に調べることはもちろん、経験豊富な工務店と相談し、納得した上で設計してもらいましょう。